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トマト黄化えそウイルス キュウリの病害、福島県北で確認

 福島県は10日、野菜や花卉(かき)の葉に斑点を発生させるトマト黄化えそウイルス(TSWV)による病害を県北地方のキュウリで確認したと発表した。TSWVに感染する植物はナス科、キク科など900種以上あるが、キュウリなどウリ科で確認されたのは全国初。
 県病害虫防除所によると、TSWVに感染した植物は症状が進むと枯れる場合もある。病害が確認されたのは農家2軒の畑のキュウリだけで、現時点で地域的な広がりはない。防除所の担当者は「ウリ科の植物は感染しないと考えられていたので驚いた」と話した。
 TSWVの感染は国内では1970年に岡山県のダリア(キク科)、72年に奈良県のトマト(ナス科)で確認された後、90年代に全国に広がった。福島県内での感染報告は95年のキクを皮切りに恒常化し、今年もトマトの事例があった。
 ミカンキイロアザミウマなどアザミウマ類の昆虫がウイルスを媒介するため、防除所は農薬の適切な使用や防虫ネット設置、畑周辺の除草を呼び掛けている。


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2019年12月11日水曜日


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