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旧病床を貸与し実証実験 東北大病院、企業と研究開発 来年1月開設

 東北大病院(仙台市青葉区)は来年1月、旧病床の一部を実証フィールドとして企業に貸与し、連携して最新医療や業務効率化システムなどの開発を目指す「オープン・ベッド・ラボ」を全国で初めて開設する。医療現場の視点を生かした実証実験の場を設け、迅速な実用化を図る。

 現在は使用していない10室と共有スペースを含む計1240平方メートルをラボと位置付け、企業に有償で貸与。最大10社程度の受け入れが可能で、既に医療機器、人工知能(AI)関連など5社が入居を予定する。
 入居費用は150万〜250万円を想定し、共同研究の内容によって価格が決まる。同院は「実際のニーズや、医師や看護師らの評価を随時取り入れた機器やシステムの開発が可能になる」と説明する。
 医療従事者の働き方改革を目指したシステム開発にも力を入れる。現状では、記録作成などの事務作業が医師や看護師らの業務の5割近くを占めるとされるデータもあり、企業と連携してAIを活用した作業の効率化を目指す。
 10日に会見した冨永悌二院長は「企業と共同での研究開発を通じ、患者と医療スタッフ双方にとって快適な病院を目指す。地元企業を含め、幅広く連携したい」と話した。


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2019年12月12日木曜日


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