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被災者癒やす光の道 気仙沼・南郷住宅で初の飾り付け

3600個の電球で飾られた遊歩道=10日午後6時40分ごろ

 宮城県気仙沼市の災害公営住宅「市営南郷住宅」の遊歩道で、住民有志が飾り付けた手作りのイルミネーションが輝き、東日本大震災の被災者にとって心安らぐ光の道となっている。初の試みで来年1月中旬まで。
 3棟ある集合住宅の中央部の遊歩道約360メートルに設置された。住民5人が6日、市から借りた発光ダイオード(LED)電球計3600個を生け垣などに取り付けた。
 遊歩道の入り口にはプラスチックの棒を活用した高さ約3メートルの光の門もある。点灯時間は午後4時45分〜午後10時。住民たちは部屋の中から眺めたり、歩きながらスマートフォンで撮影したりしている。
 住民の無職男性(71)は「上の階から見るとすごくきれいで癒やされる。住宅の子どもたちもみんな喜んでいる」と目を細めた。
 南郷住宅は2015年1月、市内で最初に完成した災害公営住宅。現在は約160世帯280人が暮らし、1人暮らしの高齢者も多い。住宅の自治会「南郷3区自治会」は花見や夏祭りなど住民が一緒になって楽しめる催しを定期的に開いている。
 企画した藤原武寛会長(54)は「全ての棟から電飾が見えるように中央の遊歩道に飾り付けた。少しでも楽しい気持ちになってほしい」と話した。


2019年12月12日木曜日


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