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イージス見直し検討 秋田県知事「政府判断正しい」 秋田市新屋地区への配備困難を強調

新屋演習場への配備見直しを巡り、報道関係者の取材に応じる佐竹知事=11日、秋田県庁

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画を巡り、政府が「適地」と位置付けてきた秋田市の陸上自衛隊新屋演習場への配備を見送る方向で検討に入ったことに関し、佐竹敬久秋田県知事は11日、「政府の判断は正しい」との見解を示した。今後も新屋への配備は難しいと訴え続ける姿勢を強調した。
 報道関係者の取材に対し「配備が見直しとなれば、政府幹部の判断は正しい」と評価。「(配備検討が)正常の形に戻ってきたということだろう」と述べた。
 防衛省が5月に公表した調査報告書に度重なる重大ミスがあり、地元の反発が一気に高まった。佐竹知事も住宅に近い新屋への配備は「非常に無理がある」と否定的な態度を強めた。
 同省は新屋を含む秋田、青森、山形の国有地計20カ所で配備の可能性を探る再調査を実施中。来年3月末までに終え、県と市に結果を報告する。
 佐竹知事は「新屋が見直しになったから万歳とはならない。またどこか選ばれるとすると、いろいろな条件が整っているか確認する必要がある」と慎重な姿勢も崩さなかった。
 穂積志秋田市長は11日、取材に対し「常識的に考えて、新屋への配備はないものと思っている」との認識を示した。「(新屋への配備を)仮に撤回するならば、候補地選定に当たって甘い認識だったと思わざるを得ない」と強く批判した。
 演習場周辺16町内会でつくる新屋勝平地区振興会の佐々木政志会長(70)は「反対の意思がうねりとなり、政府に届いている。撤回に向け、この勢いは絶対消せない」と語気を強めた。
 菅義偉官房長官は11日の記者会見で「配備を断念した事実はない」と述べた。県と市は来年2月までに、河野太郎防衛相に対し、新屋への配備は難しいなどとする申し入れを行う。


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2019年12月12日木曜日


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