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バナナの茎で卒業証書 福島・広野小6年生、紙すきに挑戦

指導を受けながら紙すきに挑戦するジャージー姿の児童たち

 バナナの収穫が今年始まった福島県広野町で11日、広野小(児童160人)の6年生約30人がバナナの茎などを原料に、卒業証書用の和紙を作る紙すきに挑戦した。児童は来年3月、町期待の新産品を生かした古里ならではの卒業の証しを受け取る。
 和紙作りには、福島県いわき市遠野町で伝統の遠野和紙を継承する同市の地域おこし協力隊員3人が協力。紙料には、原料のコウゾに広野産などのバナナの茎を砕いて乾燥させた粉を混ぜた。児童は専用の型枠「すげた」を紙料の液体にくぐらせて紙に仕上げた。
 バナナは東京電力福島第1原発事故で一時避難した町の新たな特産品に育てようと町振興公社が昨年、施設で実証栽培に着手。今年8月に収穫が始まった。
 同校は古里の産業文化の学習でバナナに注目。イオングループが復興支援で関係機関をつないだ。
 初めて紙すきを体験した6年柏宗汰君(12)は「長持ちする和紙を作る貴重な機会だった。地元産のバナナを使う卒業証書ができるのもうれしい」と話した。


2019年12月12日木曜日


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