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<せんだい仕事人>「製造」の経験生かす/東洋刃物仙台営業所 小松雅幸さん(34)

 東北6県をエリアとする仙台営業所で製造業向け刃物の営業を担う。8〜9割は既存顧客で、鉄鋼や製紙といった大手メーカーも任されている。「切れ味や切り口に関する困り事を聞いて改善手法を提案し、成功したときにやりがいを感じる」と語る。
 入社11年の中堅だが、営業マンとしてはまだ2年の新米だ。それ以前の9年間は製造部門に所属し、刃物製造の前工程の熱処理から研磨、仕上げまでを一通り経験してきた。異動は人事交流の一環で、「他分野で仕事を学びたい」と自ら手を挙げた。
 工場勤務ではパソコンに触れることがなかった。「異動直後は注文を受けたり、ビジネスメールを送ったりするのも大変だった」と笑う。営業に出て、製造に携わっていなかった刃物の知識不足を痛感した。「質問に答えられないことが悔しく、必死で勉強している」と明かす。
 将来的に製造現場への復帰も考えられるが、「一人前になるまでは異動できない」と決めている。今年に入って飛び込み営業した秋田県の中小企業から初めての注文を獲得。「製造工程が分かるという武器を生かしたい」と語り、ライバル社のシェアに切り込む。


2019年12月13日金曜日


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