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下北唯一の釜臥山スキー場 むつ市がリフト更新へ

市街地や陸奥湾、芦崎が一望できる第1リフト頂上付近=釜臥山スキー場

 むつ市は、老朽化した市釜臥山スキー場のリフトを更新することを決めた。全国的にスキー人口が減少する中での大型設備投資は珍しいケースだが、市民に定着するスキー文化の維持や新たな観光客の掘り起こしを目指す。主な費用は原子力関連の交付金で賄う。
 更新の対象はスキー場の中腹と最上部を結ぶ全長約610メートルの第1リフト。これまでの1人乗りから2人乗りに変えるほか、ほかのリフトを降りた後に乗り継ぎしやすくする。
 現在のリフトは1972年から稼働しており、老朽化が著しいほか、風にあおられやすいため幼児は乗れない。
 2020年度に調査と設計を終え、21年度春に着工しシーズン開始前の完成を目指す。総工費は4億3300万円を見込む。
 工費のうち3億6200万円は、使用済み核燃料中間貯蔵施設の立地に関して国から新たに交付される10億円の一部を充てる。
 釜臥山スキー場は、陸奥湾に向かって滑り降りながら絶景を楽しめるのが最大の特長で、眼下に市街地や海上自衛隊の護衛艦、芦崎の砂嘴(さし)を見下ろせる。市内の全小学校がスキー教室で利用するほか、競技や自衛隊の訓練にも使われ、年間の利用者は20万人に上る。
 宮下宗一郎市長は「市民から最も要望が多かった事業。下北で唯一のスキー場なので、子どもたちの夢を育めるような整備をしていきたい」と話す。


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2019年12月13日金曜日


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