広域のニュース

台風19号豪雨から2カ月、宮城・福島なお651人避難 仮設住宅の整備急務

 東日本に甚大な被害をもたらした台風19号の上陸から12日で2カ月が経過した。避難所は依然、宮城(5カ所)、福島(20カ所)の両県に開設され、それぞれ97世帯193人、234世帯458人の計331世帯651人が身を寄せる。仮設住宅などの整備や在宅避難者への支援が急務になっている。
 共同通信の集計で全国の死者は13都県93人(災害関連死含む)、行方不明4人。河北新報社の集計による東北の死者・行方不明者は表の通り。岩手、宮城、福島3県の死者は53人、2人の行方が分かっていない。
 仮設住宅のうちプレハブなど建設型は宮城など3県で整備。東日本大震災の仮設を活用した岩手県山田町を含め、計約150世帯が暮らす。宮城県丸森町では今月中に入居が始まる。行政が民間住宅を借り上げる「みなし仮設」には全国で計約2000世帯が住む。
 各省庁などによると、住宅は全半壊が16都県2万7822棟、一部損壊が28都府県2万5298棟。堤防決壊は7県71河川140カ所、土砂災害は20都県962カ所で確認された。
 岩手、宮城、福島の各県によると、3県の住宅被害は全壊1668棟、半壊1万4807棟。床上浸水4565棟、床下浸水は1万3246棟に上った。
 災害ごみは稲わらの大量流出もあり西日本豪雨の約190万トンを上回るとみられるが、全量は不明だ。
 福島県の阿武隈急行は宮城県との県境で不通区間が残り、全面再開のめどは立っていない。岩手県の第三セクター三陸鉄道は田老−田野畑間が今月28日、陸中山田−津軽石間は1月16日に運行を再開する予定。
 ボランティアは8日までに延べ18万3099人が従事した。丸森町では家屋の泥出しが終わらず、町社会福祉協議会が引き続きボランティアを募っている。


関連ページ: 広域 社会

2019年12月13日金曜日


先頭に戻る