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水素エネルギー普及へ産学官議論 宮城・富谷でフォーラム開幕

水素エネルギーの可能性を話し合ったフォーラム

 水素エネルギーの利活用を進める宮城県富谷市が主催する「未来・水素エネルギーフォーラム」が13日、同市成田公民館で始まった。科学教育を手掛ける「リバネス」(東京)との共催で14日まで。利用時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、温暖化対策に有効とされる水素エネルギーの普及を目指し、産学官の関係者や中高校生らが話し合う。
 東北大金属材料研究所の河野龍興(たつおき)特任教授(水素エネルギー技術)の基調講演に続き、水素エネルギーの貯蔵・輸送技術や超小型自動車など移動手段への活用などをテーマにした五つのセッションを実施した。
 環境省の実証事業として水素エネルギーを製造、配送する富谷市の取り組みを巡るセッションでは、若生裕俊市長が燃料電池(FC)バスの試乗会などを通して啓発していると説明。配送を担うみやぎ生協(仙台市)の大越健治専務理事は「水素エネルギーを宅配トラックに使うなど活用の場を広げたい」と述べた。
 河野教授は、実証事業を実用化につなげる持続力が重要と指摘した。
 14日はサイエンスキャッスル東北大会があり、東北の中高校12校の生徒が研究成果を発表する。三菱総合研究所の小宮山宏理事長の講演「未来のあるべき社会像」もある。特別研究発表では、富谷高生が水素エネルギーを生かした富谷の未来図を示し、弘前大が健康づくりにビッグデータを使う研究成果を披露する。
 同時開催の産業展・親子フェスタでは、水素体験や科学工作の各ブースや燃料電池車の試乗体験コーナーなどがある。


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2019年12月14日土曜日


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