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「ただいま」笑顔交わす 大崎の老人施設「福祉の杜」再開、入所者戻る

入所者との再会を喜ぶ大友社長(中央)

 台風19号の豪雨で浸水し、改修していた宮城県大崎市鹿島台の志田谷地地区の有料老人ホーム「福祉の杜」が13日、運営を再開した。別の関連施設に移動していた入所者が戻り、「ただいま」「おかえり」と笑顔が広がった。
 同日午後、80〜98歳の要介護3〜5の10人が、JR鹿島台駅近くの関連施設から同ホームに帰ってきた。運営会社福祉の杜の大友正社長(72)や職員が出迎え、交流スペースで2カ月ぶりの再会を喜んだ。
 大友トヨノさん(91)は「久しぶりにみんなと会えた。我が家に戻ってきた思いでうれしい」と話した。
 大友社長らは台風襲来前の10月12日午後3時、入所者10人を約8キロ離れたJR鹿島台駅近くの関連施設にいち早く移動させ、入所者全員と全職員17人の安全確保につなげた。
 同ホームは、木造2階の1階部分が最大1.5メートル浸水した。入所者を受け入れる1階の5部屋は、床板や内壁を剥がし、消毒作業を行った。中庭は「希望の庭」と名付け、美里町の南郷高と入居者の家族から提供されたパンジーと葉ボタン計200株を植えた。
 大友社長は「入所者の表情が明るくてよかった。本人や家族から安心してもらえる施設になるように、一歩一歩前進していきたい」と気持ちを込めた。


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2019年12月14日土曜日


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