山形のニュース

食肉加工コンテスト、ダチョウ使った2商品で金賞 山形・朝日の会社、全て自社生産

金賞に選ばれたダチョウソーセージ(左)とダチョウペッパーケーゼ

 ダチョウ肉加工・販売、山形朝日オーストリッチ産業センター(山形県朝日町)の2商品が、加工肉の食味や品質を競う「第1回IFFA日本食肉加工コンテスト」(ドイツ食肉連盟など主催)で金賞に輝いた。
 受賞したのは「ダチョウソーセージ」と「ダチョウペッパーケーゼ」(いずれも460円)。ダチョウソーセージは豚肉との合いびきで、適度な歯応えとあっさりした味わいが特徴。ペッパーケーゼは100%のダチョウ肉に香辛料やパプリカを効かせ、風味豊かに仕上げた。
 コンテストは今年8月、千葉県市原市であり、本場ドイツの食肉マイスターが全国の約530品を審査。2商品は食肉では異色のダチョウ肉を高い完成度で仕上げた点が評価され、色合いや食感、酸味、甘みなど多くの採点項目から成る減点方式の審査で満点を獲得した。11月下旬に東京であった授賞式で、証明書とメダルが授与された。
 ダチョウ肉は癖がなく、一般の食用肉と比べて脂肪やカロリーが低い。「身」を食べても「太らない」との意味で同センターが「ミ・フトランゼ」のブランド名で展開する。受賞した2商品は来年1月以降、自社店舗や町内の道の駅に並ぶ予定だ。ふるさと納税の返礼品にも指定されている。
 飼育や加工は、親会社の大東建設(同町)と20年ほど前から取り組み、全てを自社で生産。飼育場は一般開放され、見学できる。餌には町特産であるリンゴの搾りかすやB級品を使う。薫製は農家から譲り受けたリンゴの木を用いる。
 センターの熊谷良作総合管理課長は「これ以上ない結果にびっくり。町に足を運んでぜひ味わってほしい」と話している。
 IFFAは3年に一度、ドイツで開かれる国際食肉加工専門見本市。コンテストは見本市のイベントの一つで70年以上の歴史がある。今年は家畜伝染病「豚コレラ(CSF)」の発生で日本からの出品ができなくなったため、救済措置として国内でも開催された。


関連ページ: 山形 経済

2019年12月14日土曜日


先頭に戻る