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被災地・石巻胸に刻む 大分・日田の中学生と交流8年、最後の訪問

一部解体が進む旧門脇小を見下ろしながら被災当時の話を聞く中学生ら

 大分県日田市の中学生20人が14日、宮城県石巻市を訪れ、東日本大震災で被災した旧門脇小や旧大川小を見学した。震災翌年に始まった生徒の訪問活動は8回目の今回が最後になる。
 旧門脇小では震災時に校長だった鈴木洋子さんが語り部を務めた。遺構整備のため一部解体工事が進む校舎を前に「自然災害でまちが失われることがあると知ってほしい」と強調した。
 日田市北部中3年の矢羽田美空(みく)さん(14)は「テレビで見るのとは違う被災の現実を確認できた。悲しい出来事を次の世代に伝えたい」と意欲的に話した。
 訪問活動は、同市のボランティアネットワーク「チーム大分」による石巻サンタプロジェクトの一環。今回は市内12校に参加を呼び掛け、抽選で選ばれた7校計20人が参加した。
 チーム大分は避難所の炊き出し支援で石巻市門脇町の浜谷ゆみ子さん(68)、勝美さん(77)夫妻らと出会った縁で、2012年に日田の中学生を交えた仮設住宅での交流活動を始めた。復興の姿が見えてきたとして今回、中学生の訪問は区切りを付けた。
 一行は15日、激励の手紙とクッキー計250セットを門脇町の災害公営住宅や一戸建て住宅に配る予定。


2019年12月15日日曜日


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