宮城のニュース

伝承優美 地域もつなぐ 宮城・大和で島田飴まつり

優美な装いで練り歩く花嫁役の佐藤さん

 宮城県大和町に伝わる縁結び行事「島田飴(あめ)まつり」が14日、同町の吉岡八幡神社であった。花嫁が結う日本髪のまげ「高島田」をかたどった飴細工「島田飴」を買い求めると良縁に恵まれるとされ、大勢の人でにぎわった。
 婚礼の席で歌い継がれる同町発祥の民謡「お立ち酒」が披露され、島田飴を奉納する花嫁道中行列が神社近くの商店街を出立。拍子木と笛の音に合わせて花嫁が通ると「きれいね」と感嘆の声が上がった。
 今回は島田飴ゆかりの「島田髷(まげ)」が伝わる静岡県島田市の染谷絹代市長が初めて参加。行列に加わり、大和町の浅野元・町長らと並んで練り歩いた。染谷市長は「沿道の雰囲気に感動し島田の縁を強く感じた」、浅野町長は「これを機に交流を育みたい」と語った。
 まつりは約400年前、高島田を結った花嫁を見初めて恋煩いになった吉岡八幡神社の神主に、村人が高島田に見立てた飴を食べさせたところ回復したという伝承に基づく。
 令和最初の花嫁役を務めた大和町出身のキャビンアテンダント佐藤令奈さん(25)は「伝統が継承され、訪れた人たちの良縁がかなうよう祈った」と話した。


関連ページ: 宮城 文化・暮らし

2019年12月15日日曜日


先頭に戻る