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宮城の高校生は寝不足? 授業中の居眠り、部活動が大きな要因

 宮城県内の高校生は睡眠不足傾向が強く、部活動が大きな要因になっているとの調査結果を、東北福祉大の水野康准教授(睡眠科学)の研究グループがまとめた。子どもの生活をサポートする母親の睡眠不足も深刻で、水野准教授は「高校生と母親のどちらにも睡眠が大切ということを理解してほしい」と強調する。

 県内の公立高校に通う1、2年生を対象に睡眠や部活動などとの関連を調べた。睡眠の度合いに関する質問(複数回答可)に対し、「睡眠不足」との回答は64%を占めた。「週3日以上、授業中に耐えがたい眠気がある」は55%で「週3日以上、授業中に居眠りする」は33%に上った。
 最も深刻な「授業中に居眠り」の理由として、「部活動」を挙げた生徒が最も多い。「居眠り」の生徒数は無所属の生徒と比べ、運動部は2.27倍に達し、文化部は2.39倍でさらに多かった。活動の負担が睡眠に影響を及ぼしていることが浮き彫りになった。
 調査は2011年に実施(有効回答は1314人)し、睡眠時間の平均も算出した。平日は6時間半で、7時間以上と回答した生徒は、「居眠り」の割合が大幅に低下したという。
 睡眠時間について18、19年に高校1、2年生と母親20組を対象に質問した別の調査では、平日の平均は親子とも6時間未満にとどまった。母親は「家事」「高校生への対応」、生徒は「宿題」「スマホまたはゲーム」に時間を割かれているとの回答が目立った。
 睡眠不足や質の低い眠りは、脳の働きを妨げ、記憶・学習能力の低下、体調不良や肥満につながる恐れがあるとされている。
 水野准教授は調査を踏まえ、高校生は最低7時間、大人も6時間の睡眠が必要と指摘し、睡眠環境の向上などを呼び掛ける。「休日の朝寝坊は1時間の範囲内に抑え、規則正しい生活を送ってほしい」と話す。


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2019年12月13日金曜日


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