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木材多用 町民集う場に 亘理町新庁舎が完成

完成した亘理町新庁舎を見学する町民
完成した亘理町新庁舎の外観

 東日本大震災で被災した宮城県亘理町の新庁舎が同町悠里に完成し、15日、町民対象の内覧会があった。同町下小路の旧庁舎は震災後に解体され、跡地にプレハブの仮設庁舎を建てて対応してきた。復興の象徴と位置付ける新庁舎は来年1月6日、業務を開始する。
 新庁舎はJR常磐線亘理駅東側約900メートルに新たに建てられた。保健センターを併設し、鉄筋3階延べ床面積約1万600平方メートル。総工費は約39億円、内装には木材を多用している。1階は町民生活課、子ども未来課など窓口業務のある課や多目的スペースがあり、2階に町長室、総務課など、3階に議場、町教委を配置した。
 内覧会には約670人の町民が参加し、20〜30人が1グループとなって職員の説明を受けながら各階を回った。逢隈地区の無職菊地英俊さん(65)は「木のぬくもりが感じられ、広くて立派な庁舎。町長室や議場など普段は入れない部屋を見られた」と語った。
 町企画財政課の大堀俊之課長は「多目的スペースなどを活用し、町民が集う交流拠点にしたい。災害時には防災拠点としての役割も担う」と話した。
 震災で庁舎の建て替えが必要となった県内の自治体のうち南三陸、女川、山元各町は既に開庁し、亘理町が最後となった。


2019年12月16日月曜日


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