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国立天文台水沢創設120年 「世界とつながり観測」 本間氏ら研究成果を報告 

120年の歩みを紹介する水沢VLBI観測所の本間所長=15日、奥州市文化会館

 国立天文台が岩手県奥州市水沢に観測所を創設して120周年を迎えたことを記念し、最新の研究成果を報告する講演会が15日、奥州市文化会館で開かれた。
 史上初めて成功したブラックホールの撮影に携わった水沢VLBI観測所長の本間希樹教授は、世界各地の望遠鏡を組み合わせた観測の仕組みを説明。設立当初の業績であり緯度観測に欠かせない「Z項」の発見を挙げ、「当時も今も世界とつながりながら観測している」と語った。
 RISE月惑星探査プロジェクト長の並木則行教授は「はやぶさ2」による小惑星りゅうぐうの水探査を紹介し、「宇宙開発だけでなく生命の起源を知る上で重要だ」と強調した。
 天文シミュレーションプロジェクト長の小久保英一郎教授は、水沢にあるスーパーコンピューター「アテルイII」が作り出した宇宙の映像を披露。「観測、理論と並ぶ新しい分野」として、シミュレーション天文学の可能性を解説した。


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2019年12月16日月曜日


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