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なみえ焼きそばとコラボ「新たな名産に」 浪江産トウガラシで一味唐辛子作り体験会

ひきたての一味唐辛子をなみえ焼きそばにかける参加者

 福島県浪江町で初めて本格的に収穫されたトウガラシをひいて一味唐辛子を作る体験会が14日、JR浪江駅前のカフェ「もんぺるん」であった。生産者ら25人がひきたてを名物「なみえ焼きそば」にかけて食べ、「新たな名産品へ」と気勢を上げた。
 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の一部解除後、町の再生事業を手掛ける一般社団法人「まちづくりなみえ」が主催。商品開発を目指す唐辛子プロジェクトに賛同した90の事業者や住民が今年、畑やプランターでタカノツメ700苗を栽培し、収穫した。
 体験会では、避難指示がほぼ全域で解除された南相馬市小高区でトウガラシを作った小高工房の広畑裕子代表が「経済が回れば町が存続していくと考えた」と取り組みを紹介。町内で今秋収穫・乾燥されたトウガラシをほぐし、一味唐辛子にする手順を披露した。
 参加者はマスクに手袋をしてミル作業に挑み、なみえ焼きそばを一緒に作って出来たての一味唐辛子を思い思いに振りかけた。
 町に帰還後、プランターで初めてトウガラシ生産に挑んだ青田イク子さん(81)は「辛さよりも香りが引き立っておいしい。虫が付かず栽培しやすかった。新たな特産品になれば、もっと町に戻る人が増えるかも」と期待を寄せた。


2019年12月16日月曜日


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