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「世界一の夢、自分を鼓舞」五輪3連覇の女子バレー元キューバ代表ルイスさん、仙台育英高でトークショー

トークショーの参加者と記念撮影するルイスさん(前列左から2人目)

 女子バレーボールの元キューバ代表で1992年バルセロナ、96年アトランタ、2000年シドニー五輪で3連覇を果たしたミレーヤ・ルイスさん(52)のトークショーが14日、仙台市宮城野区の仙台育英学園高であった。生徒ら約200人が伝説的アタッカーの話に耳を傾けた。

 ルイスさんは1983年に15歳で代表入りした。身長175センチとバレー選手としては小柄ながら、驚異のジャンプ力と強烈なスパイクを武器に活躍。チームは91年ワールドカップ(W杯)以降、五輪を含め主要な世界大会で8連続優勝し、「鳥人軍団」と称された。
 86年に長女を出産し、21日後には世界選手権のコートに立ったルイスさん。バルセロナ五輪の思い出を「初の五輪で、選手村の美しさに言い表せない感情を抱いた。ずっと欲しかった金メダルを獲得し、夢が実現した」と振り返った。
 厳しいトレーニングに加え、膝や肩の3回に及ぶ手術を乗り越えられたのは「世界一になるという目標、国民が金メダルを待っているとの思いが自分を奮い立たせてくれたから」と説明。「1日でもだらければ金メダルが取れなくなる。家族や仲間のため、泣いても立ち上がった」と語った。
 会場では、仙台市体育館であった91年W杯の中国戦の映像が上映され、高い打点からスパイクをたたき込む姿にどよめきが起きた。同校2年で男子バレー部主将の千葉俊介さん(17)は「目標をひたすら追い掛け、国民やチームメートのためにプレーする姿勢が心に残った」と話した。
 トークショーは、2020年東京五輪・パラリンピックの海外選手と地域住民が交流するホストタウン事業の一環。キューバのホストタウンになった仙台、多賀城両市が仙台育英学園と協力して開催した。


2019年12月17日火曜日


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