青森のニュース

イチゴ生産にIoT技術活用 八戸市とNTT東が実証実験を開始

イチゴ栽培ハウス内に設置されたIoTセンサー装置

 八戸市とNTT東日本青森支店は17日、IoT(モノのインターネット)技術を活用したイチゴ生産の実証実験を始めた。同市は青森県内最大のイチゴ産地だが、生産者の減少といった課題がある。本年度末まで実験し、生産性の向上や労働環境改善の効果を検証し、解決につなげていく。
 実験は市農業経営振興センターにある132平方メートルのイチゴ栽培ハウスで行う。温度や湿度、土壌の水分、二酸化炭素濃度などを測るIoTセンサー装置を中央に設置。ボイラーの稼働状況を確認できるネットワークカメラも配置した。NTT東日本は機器の提供やデータ解析を担う。
 データはスマートフォンなどで確認し、24時間の生産環境を記録できる。定期的にボイラーを確認に行く必要がなく、異常があれば通知されるため巡回業務も軽減できる。
 八戸市でのイチゴ生産は、市川地区で1960年前後に始まった。生産農家はピークの83年には約260戸あったが、現在は51戸まで減少。最高で8億円に上った販売額は昨年、2億7400万円に落ち込んだ。
 小林真市長は「うまくいけば、生産農家に広げることができる。若い人の就農につながる可能性もある」と期待を込めた。


関連ページ: 青森 経済

2019年12月18日水曜日


先頭に戻る