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モデル教員、やっぱり超勤 仙台市教員募集パンフの全員が1日9時間以上勤務

教員の1日のスケジュールを紹介したパンフレット。高校教諭の場合、12時間近い長時間勤務となっている

 仙台市教委が2020年度の教員募集パンフレットで紹介した実在する教員7人の勤務時間が、市教委が定める1日7時間45分を超え、全員が9時間以上だったことが18日、市議会市民教育委員会で問題視された。「長時間労働を容認している」と詰め寄る議員に対し、市教委の担当者は「教員のリアルな状況を伝えたかった」と釈明した。
 パンフレットは市立小中高校、中等教育学校、特別支援学校の教諭、養護教諭、栄養教諭の1日のスケジュールを紹介する。休憩時間を除く勤務時間は、最も長い男性高校教諭で11時間25分、最も短い小学校の女性養護教諭でも9時間に及んだ。休憩時間は最も長い人で45分。中学校の男性教諭は15分しかなかった。
 別のページには、募集する教員の勤務条件や待遇などを掲載。勤務時間は「1週間につき38時間45分」、休日は「土曜・日曜、祝日、年末年始」と説明している。平日の1日の勤務時間は7時間45分となる。
 市教委は19年度のパンフレットでも教員8人の1日の様子を紹介した。全員の勤務時間が10時間以上だったため今年3月の市議会定例会で問題視され、担当者が「働き方改革に取り組む姿勢が伝わる募集案内を作成する」と答えていた。
 18日の市民教育委で、議員は「相変わらず長時間労働を是としている」と半ばあきれ顔で指摘。これに対し、市教委の担当者は「教員の現状が分かり、役立つという感想も寄せられている」などと理解を求めた。
 働き方改革のページを新設したことも強調し「部活動に外部指導者の活用を取り入れるなど、教員の負担軽減に取り組んでいる。学校現場でも早く帰宅する意識を高めたい」と語った。


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2019年12月19日木曜日


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