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「再起のつばき油」精製作業が盛期 岩手・陸前高田

ろ過したつばき油の瓶詰め作業

 岩手県陸前高田市の「石川製油」で、つばき油の精製作業が盛期を迎えた。東日本大震災で全壊しながらも再建を果たした作業場で、石川秀一さん(71)、春枝さん夫妻(70)が、丹精を込めて手作りしている。
 十分に乾燥させたツバキの実を搾油機ですりつぶし、製油機でろ過してあめ色の油を精製する。全国からツバキの実とともに搾油の依頼が寄せられるほか、オリジナルのつばき油製品も製造、販売している。
 石川製油は1955年創業。後継ぎの長男を津波で失って一度は廃業を決めたが、顧客や家族に励まされて2017年に再起した。
 地域の伝統産品を残そうと石川さん夫妻は今年、被災跡地にツバキの苗木を100本以上植えた。けんちん汁など料理の風味を醸し、整髪剤としても需要がある「ツバキの貴重さを再認識してほしい」と話す。
 連絡先は石川製油090(7935)6976。


2019年12月20日金曜日


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