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JRバス東北、客貨混載開始 朝に水揚げした石巻の鮮魚→当日中に東京へ

鮮魚を詰めた発泡スチロールのケースをビニール袋でくるみ、バスに積み込む津田さん

 JRバス東北(仙台市)は20日、高速バスのトランクルームを活用した鮮魚の客貨混載輸送を始めた。水産物販売などを手掛けるフィッシャーマン・ジャパン・マーケティング(FJM、石巻市)と連携し、石巻地区で朝に水揚げされた魚を東京都内の飲食店に当日中に届ける仕組みだ。
 対象の高速バスは午前9時半発の仙台−新宿線。FJMが石巻魚市場や漁師から魚介を買い付けてJRバス東北仙台支店(仙台市宮城野区)でバスに積み込み、JR仙台駅で乗客を乗せて出発した。午後3時すぎには、東京・池袋のバス停で店が魚を引き取った。
 今回運んだのはアイナメやヒラメなど10種約30キロ。水を張ったクーラーボックスで活魚も運んだ。トランクルームの6分の1を使い、最大350キロ積載可能。当面は週1回のペースで輸送する。
 これまで当日中に県内から東京まで届けたり、活魚を受け付けたりする運送業者はいなかったという。
 FJM最高執行責任者(COO)の津田祐樹さん(38)は「当日中に生きた魚を届けられるのは画期的で、新鮮な魚を味わってもらえる。野菜なども含めて規模を拡大したい」と話す。
 JRバス東北営業部輸送グループの山本一広課長(56)は「客貨混載はスペースの有効活用につながる。需要があればさらに活用を検討する」と述べた。


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2019年12月21日土曜日


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