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宮城沿岸280キロを復興ルートに サイクルツーリズム協が設定

 自転車と観光を組み合わせた宮城県内のサイクルツーリズムを推進する官民連携の協議会は20日、東日本大震災の被災地を巡る沿岸部約280キロを「震災復興・伝承みやぎルート」として設定し、震災の記憶の伝承や地域活性化に取り組むことを決めた。
 同県山元町の農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」を起点に、気仙沼市の観光集客施設「迎(ムカエル)」までの沿岸部を「基幹ルート」とする。安全に走行でき、旧仙台市荒浜小などの震災遺構や伝承施設を巡るコースを選んだ。
 基幹ルートのうち、高低差が激しい箇所は内陸部に迂回(うかい)できるルートも設ける。
 ライダーが休憩などで立ち寄ることができる「サイクルステーション」は発着点と石巻市かわまち交流センターの計3カ所を設けるほか、今後、約10キロごとにも設定する方針だ。
 主要交通機関と景勝地がある内陸部と沿岸部を結ぶ「アクセスルート」計約90キロも開設する。
 協議会は国や県、仙台市、県サイクリング協会、県商工会議所連合会などで構成。国内外の自転車愛好家に安全で快適な環境を提供するため、案内看板の設置や休憩所の充実を図る。
 仙台市太白区の仙台河川国道事務所で会合があり、約40人が参加した。会合では自転車イベント「ツール・ド・東北」との連携や、地元住民への周知理解などを求める声が上がった。


2019年12月21日土曜日


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