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生分解性プラで釣り具を開発、販売を提案 仙台・東北大起業コンテストで農学部・安藤さん優勝

独創性の高い起業アイデアを披露する東北大生

 学生の起業アイデアを競う「東北大ビジネスプランコンテスト」が21日、仙台市青葉区の東北大青葉山コモンズであり、本選に進んだ10人が地域課題の解決や新技術を生かした独自のビジネス案を発表した。環境負荷が小さい釣り具の開発、販売を提案した農学部1年安藤日向(ひゅうが)さん(19)=青葉区=が優勝した。
 釣りが趣味という安藤さんは、大量のプラスチックごみが海洋に流入している現状を危惧し、微生物が分解できる生分解性プラを使った釣り糸を思い付いたという。発表では「強度は従来の釣り糸とほぼ同じ。世界の釣り具やプラスチック製品の市場は大きく、将来性もある。きれいな海を取り戻す」と力を込めた。
 準優勝は、独自技術を使った情報解析サービスを考えた工学部4年石井晴揮さん(23)=同=。音声解析による喉の疾患推定などへの実用化が評価された。
 狩猟に関わる人たちがつながるためのコミュニケーションアプリ開発や、ストレスによる慢性じんましんの治療に向けたサービスなどのアイデアもあった。
 3回目となる今回のコンテストの予選には29人がエントリー。学部生7人、大学院生3人が書類選考を通過した。本選はベンチャー企業の経営者や金融機関の関係者ら11人が市場性や収益性、独創性、実現可能性などの観点から審査した。
 若手起業家3人による討論もあり、15歳で起業した山内奏人(そうと)さん(18)=東京=は「起業への道は険しいが、得られる果実は大きい。果敢に挑戦してほしい」と、起業を志す学生たちにエールを送った。


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2019年12月22日日曜日


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