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岩沼−村田結ぶ志賀姥ヶ懐トンネルが開通 復興へ東西交通強化、観光交流や災害支援に期待

テープカットでトンネル開通を祝った関係者ら

 岩沼市と宮城県村田町を結ぶ県道岩沼蔵王線「志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネル」(全長約1.3キロ)が21日、開通した。仙台空港や仙台東部道路がある沿岸部と、東北道が走る内陸部をつなぐ東西交通軸で、産業振興や観光交流の活性化、災害時の円滑な支援活動などが期待される。
 志賀姥ケ懐トンネルは2012年度に着工した。片側1車線で車道幅6.5メートル。前後の計2.4キロも拡幅し、2車線化した。総事業費は約73億円で、国の復興財源を活用した。
 従来の県道は狭い峠道で、急カーブが多く、東日本大震災では救急、復旧車両の通行に支障が出た。県によると、トンネルの前後を含む3.7キロ区間の所要時間は8分短縮された。
 岩沼市側のトンネル入り口であった開通式には県や周辺自治体などの関係者約70人が出席した。村井嘉浩知事は「東日本大震災からの復興に寄与する」とあいさつ。菊地啓夫岩沼市長は「災害に迅速に対応するため、極めて重要なインフラだ」、大沼克巳村田町長は「交流拡大により地域経済が発展する」と述べた。
 岩沼西中3年三浦彰太さん(14)と村田一中1年渡辺ひなたさん(12)が「交通の便が良くなる」などと期待の言葉を述べた。村井知事や地元関係者らがテープカットし、くす玉を割って開通を祝った。


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2019年12月22日日曜日


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