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福島・双葉の舗装材工場稼働 避難指示先行解除を前に復興産業拠点第1号

新工場の火入れ式で稼働のボタンを押す関係者

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町が整備中の中野地区復興産業拠点で21日、道路舗装材などの製造工場「双葉中央アスコン」の稼働を祝う火入れ式があった。来年3月が見込まれる避難指示先行解除を前に、インフラ整備に貢献する工場が拠点で初めて動きだした。
 建設したのは地元の双葉住コン(双葉町)と道路舗装大手の大林道路(東京)による共同企業体。式で関係者がボタンを押すと工場のバーナーに火が入った。
 工場は町から借りた用地1.4ヘクタールに建設。アスファルト合材を生産し、インフラ整備が本格化する町内や周辺地域に供給する。1時間当たり最大90トンの合材製造能力がある。道路舗装廃材を処理、再生する施設も来年度に完成予定。
 事業再開となる双葉住コンは取材に「町を愛する気持ちを持って復興に努める。雇用などを町から発信したい」と強調した。
 拠点は来年3月4日を軸に先行解除の調整が進む避難指示解除準備区域に整備中。伊沢史朗町長は「復興の先駆けとなる拠点で企業が稼働するのは町民にとって喜ばしい」と話した。
 拠点には11件16社の立地が決まっている。このほか約10社が立地意向を持つ。


2019年12月22日日曜日


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