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仙台・旧笊川氾濫で東北地方整備局が住民説明会 樋門操作の遅れ認める

 台風19号豪雨に伴う旧笊川(ざるがわ)(仙台市太白区)の氾濫で、東北地方整備局仙台河川国道事務所などは22日、同区の郡山小で住民説明会を開き、名取川と旧笊川を仕切る笊川樋門(ひもん)の操作員を誤った基準で退避させ、操作の遅れが旧笊川流域の水位上昇の一因と認め、謝罪した。住宅の浸水被害との因果関係が確認できた場合は賠償する方針を示した。
 同事務所によると、名取川の水位は10月13日午前2時20分ごろ、旧笊川を下回ったと推定される。この時点で樋門の操作が必要だったが、職員は既に退避後で、遠隔操作に必要な観測機器が漏電で作動できず、開門が約1時間50分遅れた。この間、旧笊川の水位は14センチ上昇した。
 同事務所は10月末、要領で定めた樋門の退避判断水位とは別の観測所の水位を基に、誤って操作員に退避を指示したと公表していた。雨量や水位、浸水の痕跡などを解析した結果、水位は退避基準に達していなかったとみられる。
 奥田秀樹所長は「適切に操作したとしても浸水を防げなかったが、被害を抑えられた可能性はある」と陳謝した。質疑応答で、宮城県河川課の担当者は洪水時に旧笊川から名取川に排水するポンプ場を設置する方針を明らかにした。


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2019年12月23日月曜日


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