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みやぎ県南中核病院が来年10月分娩休止 病院と仙南9市町、県に休止回避要請

村井知事(右)に要望書を手渡す斎大河原町長(左)

 みやぎ県南中核病院(宮城県大河原町)が来年10月から産婦人科の分娩(ぶんべん)を休止する問題で、同病院と仙南2市7町の首長らが24日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事に分娩休止の回避と周産期医療の安定的な提供体制の確立に向けて支援を求めた。
 2市7町を代表し、斎清志大河原町長が村井知事に要望書を手渡した。斎町長は「地域で出産する機会が失われることで、若者の流出が進み、ますます少子化が進む」と訴えた。
 中核病院を運営する病院企業団の下瀬川徹企業長も「圏内の年間分娩数約970件のうち3分の1を担ってきた。2次医療圏を失う影響は大きい」と話した。
 村井知事は「非常に危機的な状況と認識している。ドクターバンク制度などを活用し対応していきたい」と述べた。
 中核病院は、常勤医が本年度末で退職して後任の確保のめどが立たないため分娩休止を決めた。来年10月以降、患者に対して分娩機能を持つ東北大病院など仙台、岩沼両市の6病院に紹介する「産科セミオープンシステム」で対応する予定。


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2019年12月25日水曜日


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