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仙台・いじめ自殺 当時の校長ら懲戒処分 市教委「組織的対応怠る」

当時の校長らの懲戒処分を公表し、陳謝する市教委の幹部=仙台市役所

 2016年2月に仙台市泉区南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が、17年4月に青葉区折立中2年の男子生徒=同(13)=が、いずれもいじめを苦に自殺した問題で、市教委は25日、当時の両校長ら3人を懲戒処分にしたと発表した。
 南中山中の小岩康子校長(59)は戒告。折立中の男子生徒が1年時の田中亨校長(60)を減給10分の1(1カ月)、男子生徒に体罰を加えた60代の現職の男性教諭を戒告とした。男子生徒の自殺後、両校の教員が処分されるのは初めて。
 市教委によると、南中山中の小岩校長は当時、いじめの事実確認や適切な対応の指示を怠り、男子生徒に対する学習や校内生活の支援も不足した。教頭は文書厳重注意、担任と学年主任を口頭厳重注意とした。
 折立中の田中校長は当時、いじめへの組織的対応を怠ったほか、体罰を加えた男性教諭の監督責任を問うた。男性教諭は自殺の前日、男子生徒の後頭部をげんこつでたたいた。他の生徒にも体罰を加えていた。
 男子生徒の口に粘着テープを貼った女性教諭は今年3月に定年退職し、処分の対象外となった。男子生徒が2年時の校長と教頭は文書厳重注意とした。2年時の学級担任や学年主任に非違行為はなかったとした。
 市教委の谷田至史教育人事部長は記者会見で「いじめ防止の対応が不十分だった。おわび申し上げる」と陳謝した。当時の市教委の担当者は処分しなかった。
 南中山中の男子生徒の遺族は「処分が大変遅かったというのが率直な感想。重大事案を引き起こし、教壇に立ち続けることがおかしい」とコメントを出した。
 折立中の男子生徒の遺族は「当時の教育長や市教委の部長への処罰がなく、身内に甘い。子どもの命がこんなにも軽いのかと悔しい思いでいっぱい」と書面で怒りをあらわにした。


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2019年12月26日木曜日


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