福島のニュース

「海洋放出が現実的」福島第1処理水 規制委員長が見解

福島第1原発

 東京電力福島第1原発にたまる放射性物質トリチウムを含む処理水を巡り、政府の小委員会で示された処分方法の取りまとめ案について、原子力規制委員会の更田豊志委員長は25日の定例記者会見で「時間や費用、廃炉作業全体に与える影響を考えると、大気放出はより難しい選択肢」と述べ、海洋放出の方が現実的との見解を明らかにした。
 23日の政府小委で、経済産業省は国内外で実績がある「海洋放出」「大気放出」「併用」の3方法を提示。更田氏は「審査側からすると、大気放出は前例、経験がない。海洋放出が実施まで最も早いと思うが、それでも1年半から2年の期間が欲しい」と説明した。
 地元では、海洋放出による風評被害の懸念が根強い。更田氏は「苦渋の決断だが、判断は早いほどいい。(2022年夏ごろに満杯となる)タンクの空き容量から考えて、決断が迫られる時期に差し掛かっている」と指摘した。


2019年12月26日木曜日


先頭に戻る