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福島第1原発事故避難解除 双葉は来年3月4日、大熊5日 帰還困難区域の一部

建設が進むJR双葉駅の新駅舎。駅前などの避難指示が解除され、周辺の立ち入り規制も緩和される=福島県双葉町

 政府の原子力災害現地対策本部は26日、東京電力福島第1原発事故に伴い福島県双葉、大熊両町に設定した帰還困難区域のうち一部の避難指示をそれぞれ来年3月4日、翌5日の午前0時に解除することを町と県に提案し、合意を得た。同10日の解除で先に合意した富岡町とともに、同区域初の解除に向けた3町の動きが本格化する。
 全域避難が唯一続く双葉町は初の避難解除。JR双葉駅周辺と町コミュニティーセンター、北東部の避難指示解除準備区域全体と駅までのアクセス道路が対象となる。
 大熊町は大野駅周辺の東西口広場や県立大野病院の敷地、解除済みエリアと駅を結ぶ道路が解除される。
 双葉、大熊両町は解除日に、対象域の隣接地計850ヘクタールの立ち入り規制を緩和する方向で国と調整中。緩和後は許可証なしで自由に出入りできるようになる。
 いわき市内の仮役場で記者会見した伊沢史朗双葉町長は「9年でようやく第一歩。『戻ることができる』と町民に示せたことは非常に喜ばしい」と述べた。
 吉田淳大熊町長は町役場で「解除はあくまで仕切り直し。町民の帰還促進や移住者・企業の呼び込みにより、どう町を再興するかが本当の課題だ」と語った。


2019年12月27日金曜日


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