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国内初、無垢材使い7階建てビル 仙台駅東口に建設へ

JR仙台駅前に建設する無垢材使用の木造7階建てビル(中央)の完成予想図

 木造建築業のシェルター(山形市)は、柱やはりに無垢(むく)材を使った木造7階建てビルをJR仙台駅東口前に建設する。高層木造建築はこれまで、構造部に集成材を使う事例はあったが、無垢材で建てるのは国内初。強度と耐火性能を確保した。低コストで地元産材を活用できるメリットがあり、木材需要の拡大につなげたい考えだ。

 ビルは地上7階建てで高さ26.5メートル、延べ床面積1029平方メートル。仙台市宮城野区榴岡2丁目、仙台駅東口のタクシープール東側に建てる。用途はオフィスや住宅で、2020年5月着工、21年完成を予定する。
 木造建築の需要が公共施設から民間施設にも広がり、建設コストの削減が課題となる中、無垢材は集成材に比べて安いほか、集成材工場がない地域で地元産材の集成材を調達する際にかかっていた運搬コストも減らせるという。
 柱とはりには、複数の製材を金具で固定して1本にする「束ね材」の技術を活用。従来、高層建築に使われてこなかった手法で、同社が行った実証試験で必要な強度を確認した。
 高層建築には建築基準法で定める耐火性能が必要で、木材と石こうボードから成る同社開発の木質耐火部材「クールウッド」を採用。木材には東北産のスギやカラマツを積極利用する。
 同社は「地元の木材を使い、全国どこにでも建てられる木造ビルのモデルケースになる。杜の都の玄関口から木造建築の可能性をアピールしたい」としている。


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2019年12月28日土曜日


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