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サウナ復活を熱弁し全国大会で優秀賞 「絆で必ず立ち上がれる」丸森・阿部さん

保科町長(左)に全国大会優秀賞を報告する阿部さん(中央)

 名古屋市であった商工会青年部全国大会の主張発表大会で、東北・北海道ブロック代表の宮城県丸森町商工会青年部員阿部秀一さん(39)が優秀賞に輝いた。町内の不動尊公園キャンプ場内で運営する「丸森サウナ」での地域活性化を紹介。代表に選ばれた後に台風19号豪雨で町内が被災し、全国大会での主張には復興への決意を加えた。

 全国6ブロックから代表の若手経営者7人が出場し、4日に開催された。造園業を営む傍ら、地元の有志らと昨年秋に丸森サウナを開業した阿部さんは「大自然ときれいな水のある丸森でサウナを造る夢が広がった」「丸森の自然の魅力をさらなる価値に変えられる」と力説。本場のフィンランド式を採用し、体を温めた後に施設の前を流れる渓流に入れる魅力も伝えた。
 阿部さんは8月のブロック大会で代表に選ばれたが、10月に台風があり、全国大会では被災に触れる必要が生じた。キャンプ場は土砂が流れ込むなどの被害が出て休業した。28日に一部が再開されたものの、サウナは設備の修繕が必要で再開時期は未定。
 阿部さんは自宅も土砂崩れの被害を受けた。復旧に追われ「内容を一部変えても、スピーチを練習する時間はなく、ほぼぶっつけ本番」と振り返るが、全国大会では「これまでの挑戦してきた経験、ともに励まし合い、支え合う地域や仲間との絆があれば必ず立ち上がれる」と熱く述べた。
 トップに次ぐ好成績を収め、「青年部の仲間がサポートしてくれたおかげで乗り切れた」と感謝する。
 17日には青年部員と町役場を訪れ、受賞を報告。保科郷雄町長は「丸森を全国に発信してくれた」と評価した。阿部さんは「1年間で丸森サウナファンも増え、応援してくれている。必ず復活させる」と誓った。


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2019年12月30日月曜日


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