宮城のニュース

HALの使い方学ぶ ロボスーツで介助負担を軽減 亘理ありのまま舎

ロボットスーツを装着して介助の動作を練習するスタッフら

 社会福祉法人ありのまま舎(仙台市)は来年1月、宮城県亘理町の重度障害者の地域生活支援拠点「亘理ありのまま舎」で、介護支援用ロボットスーツの最新機1台を本格的に導入する。介護職員の負担を軽減し、働きやすい職場環境を目指す。
 「後ろから腰を引っ張ってもらう感じ」「介助が楽になりそう」
 亘理ありのまま舎で18日、腰に装着するロボットスーツ「HAL(ハル)」の講習会があった。販売会社の担当者が装着の仕方や注意点を説明。介護士や管理栄養士ら6人が、実際に前かがみになり上体を起こすなどの動作を学んだ。
 介護士石井信成さん(27)は「装着して違和感はなかった。かがむ動作が多いので、腰への負担が減ると思う」と期待する。
 介護現場ではベッドから車いすへの移動や入浴支援などで入所者を抱える介助が頻繁にあり、腰痛は職業病ともいわれる。重労働というイメージが定着し、離職率の高さや人手不足につながっている。
 ハルは重さ約3キロで、脳から筋肉に伝わる電気信号を読み取り、動作を支援する。最新機は今年製品化され、電極パットを使わず装着しやすくなった。1台約160万円。
 亘理ありのまま舎は社会福祉法人丸紅基金(東京)の助成金を活用し、11月に購入。職員の習熟度を高め、年明け、入所者や通所者への介助で本格的に使う。
 理学療法士鈴木圭さん(47)は「機械に慣れてもらい、介助ごとに適した動作を共有したい。スタッフが健康で長く働ける職場を目指したい」と話す。


関連ページ: 宮城 社会

2019年12月30日月曜日


先頭に戻る