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丸森へそ大根、優しさしみる 中央大生が支援活動

へそ大根作りに取り組む大寺さん(中央)ら

 台風19号豪雨で被災した宮城県丸森町の復興を後押ししようと、中央大の学生ら有志約20人が25〜27日、町内を訪れ、特産品作りを手伝うなどのボランティア活動を行った。角田市出身の学生が大学のボランティアセンターに、故郷に隣接する丸森を支援できないか相談し、センターが2泊3日の活動プログラムを企画した。
 初日は筆甫地区を訪れ、地区の伝統食「へそ大根」作りや収穫作業などに取り組んだ。地元住民にへそ大根の特徴を学び、交流も深めた。
 「単なる施しではなく、地域の素材を生かして何かを生み出す支援が理想だったので、やりがいがある」
 ボランティア活動を提案した理工学部1年大寺ちひろさん(19)が大根の皮をむきながら語った。
 角田市裏町地区の実家も浸水被害を受けた。帰省した際に丸森に足を運び、被災状況を見て「手を貸したい」との思いを強めた。角田中生の頃に山元町で東日本大震災の被災者との交流活動に参加し、ボランティア活動に関心を持った。大学入学後は西日本豪雨の被災地などに出向いた。
 丸森支援のプログラムに多くの学生が参加し、大寺さんは「関心を持ってくれたのは、とてもうれしい」と笑顔で話した。
 学生らは2日目以降、仮設住宅に入る町民の引っ越しや、被災した家屋の解体などに汗を流した。町の国民宿舎「あぶくま荘」に泊まり、観光面の支援にも一役買った。
 大寺さんは「誰がいつ被災者になるか分からない。お互いさまの精神でボランティア活動を続ける」と誓っていた。


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2019年12月31日火曜日


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