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日没早い冬場は夜間事故多発 宮城県警「ライト上向き、反射材着用を」

横断歩道を渡っていた女性2人がはねられ一時重体となった現場=12月2日午前0時20分ごろ、仙台市泉区泉中央(写真の一部を加工しています)

 日没が早く暗い時間が長い12月から1月にかけて、宮城県内で歩行者が夜間、車にはねられる事故が増える傾向にある。仙台市内では今月上旬、横断歩道で歩行者が一時重体になる事故が起きた。その後も子どもがけがを負うなど歩行者が負傷する事故が後を絶たない。県警は「運転手が歩行者に気付くのが遅れやすく、注意が必要だ」と呼び掛ける。

 泉区泉中央3丁目の県道交差点で1日夜、横断歩道を歩いて渡っていた20代女性2人が直進してきた軽乗用車にはねられ、いずれも一時重体となった。
 泉署管内では4日にも、日没後の午後5時ごろ、泉区大沢の市道で、男子中学生が軽乗用車にひかれけがをする事故があった。
 目黒健也交通課長は「暗くなっても周囲が見えているという油断や思い込みが事故につながっている」と言う。
 県警によると、県内で過去10年の12〜1月、歩行者と車による事故が計1958件起きた。うち1303件は、歩行者が道路を横断中に発生。薄暮時と夜間は、昼間の倍近く事故が起きるとのデータもある。
 日没が早まる11月以降、県警は車の運転手に午後4時からのライト点灯や夜間走行時の上向きライトの使用を促してきた。高齢者ら歩行者にも反射材を配るなどして注意喚起している。
 泉地区交通安全協会(仙台市)は11月26日、泉区将監の銀行前で、チラシや反射材約500枚を通行人に配った。同協会によると、将監地区などで、靴やカバンなどに反射材を付けて歩く住民が増えたという。菊地勲事務局長は「身を守るため、自分の存在を示す反射材を身に着けて歩いてほしい」と話す。


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2019年12月28日土曜日


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