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<東北十大ニュース>7位〜10位 気仙沼大島大橋が開通 大型選挙相次ぐ

開通を祝い笑顔で橋を渡る島民ら=4月7日、気仙沼市
屋根瓦の落下被害が大きかった鶴岡市温海地区の小岩川集落=6月19日
当選を確実にして支持者から花束を受け取る立憲民主党新人石垣のり子氏(左)=7月22日、仙台市
大槌川橋を渡る開業記念の一番列車=3月23日、岩手県大槌町

 河北新報社は2019年の「東北十大ニュース」を選んだ。

7位:気仙沼大島大橋が開通

 気仙沼市の大島と本土を結ぶ気仙沼大島大橋(356メートル)が4月7日、開通した。1967年の宮城県勢発展計画に架橋構想が盛り込まれて以来、半世紀にわたる島民の悲願が結実した。島は東日本大震災で孤立状態になったことから国の復興事業で整備された。定期フェリーは廃止され、島民が別れを惜しんだ。
 救急搬送時間の短縮、買い物の利便性向上など島民の暮らしは大きく変わった。観光客は開通から4カ月半で50万人に。7月には商業モール「野杜海(のどか)」が開所した。道路や駐車場、冬場の誘客など課題が残る。

8位:鶴岡で震度6弱

 6月18日午後10時22分、山形県沖を震源とするマグニチュード(M)6.7の地震が発生した。鶴岡市で震度6弱を観測し、県内で初めて震度6を記録した。同県などに津波注意報が発表され、鶴岡市鼠ケ関に最大11センチの津波が到達した。
 内閣府によると、新潟、山形両県を中心に人的被害は重軽傷43人、住家被害は半壊36棟、一部損壊1245棟。鶴岡市のあつみ温泉や大山地域の四つの酒蔵も被災した。住宅全壊を前提とした被災者生活再建支援法が適用されないなど、公的な救済・支援制度の課題が浮き彫りになった。

9位:大型選挙相次ぐ

 第25回参院選(7月21日投開票)は与党が改選過半数の63議席を上回ったが、改憲勢力は国会発議に必要な3分の2を割り込んだ。東北6選挙区は自民党が2勝4敗で惨敗した。
 東北は全選挙区で自民現職と、立憲民主党など野党統一の新人による事実上の一騎打ちとなった。岩手、宮城、秋田、山形で野党が制し、自民は岩手、宮城、山形で参院の選挙区議席を失った。
 統一地方選と参院選が重なる「亥(い)年選挙」で、東北6県で県議選が実施されたほか、岩手県知事選、仙台市議選と大型選挙が相次いだ。

10位:三鉄リアス線開業

 岩手県などが出資する第三セクター三陸鉄道(宮古市)のリアス線が3月23日開業した。東日本大震災から8年、津波で深い傷を負った三陸沿岸が1本のレールで結ばれた。
 リアス線はJR東日本から移管された山田線宮古−釜石間と旧南、北リアス線をつないで再編成した。盛(大船渡市)−久慈間163キロの営業区間は、三セク鉄道としては全国最長。
 利用実績は好調に推移していたが、10月の台風19号豪雨で甚大な被害を受け、約7割の区間で不通となった。全線の運行再開は来年3月を見込む。


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2019年12月28日土曜日


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