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天候良し伝統のにぎわい 令和最初の仙台初売り、増税の影響払拭期待

景品が入った茶箱を購入し、笑顔を見せる買い物客ら=2日午前7時35分ごろ、お茶の井ケ田一番町本店
朝からお目当ての商品を狙い列を作る大勢の買い物客=2日午前7時10分ごろ、藤崎本館

 2日に始まった仙台初売りは穏やかな天候にも恵まれ、例年並みの人出でにぎわった。昨年10月の消費税増税で買い控えムードが続いてきた中、小売関係者はひとまず胸をなで下ろし、初売りを新規客獲得のきっかけにしようと気合を入れる。

 午前7時、青葉区のお茶の井ケ田一番町本店前には、豪華景品入りの茶箱を求めて約200人が列を作った。3日前から並んだという富谷市の会社員池田博さん(55)は「とても寒かったが、令和になって初めての縁起物を手に入れることができた」と満足そうに話した。
 茶箱全100個は約1時間で売り切れた。今年創業100年を迎えたお茶の井ケ田の井ケ田健一社長は「毎年多くのお客さまに期待していただき、感謝している。今日を新たな100年のスタートとして頑張っていきたい」と意気込んだ。
 藤崎は前年比2%増の約8160人が並んだ。5年ぶりにセールを同時開催し、紳士服や食品が好調。小野寺宣克常務は「客単価が下がっても、多くのお客さまと接点を持てる良い機会になった」と話した。
 仙台三越は衣料、食品とも動き、2020万円の指輪の成約もあった。山室隆社長は「売り上げも前年並みに推移している。毎年新しい商品の提案を続け、大きな期待に応えていきたい」と話した。
 家族3人で訪れた大崎市の自営業木村茂男さん(61)は「自宅で三越の果物を食べながら福袋を開けるのが楽しみ」と語った。
 仙台商工会議所の鎌田宏会頭は「持ち歩く買い物袋の数が例年より多く感じた。増税の影響は払拭(ふっしょく)されつつあるのではないか。今後も国内外に伝統の初売りを発信し、さらに客を呼び込みたい」と述べた。


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2020年01月03日金曜日


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