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令和初の仙台初売り、商店街沸く 訪日客も新春満喫

お目当ての福袋を手に取る大勢の買い物客=2日午前8時15分ごろ、仙台市青葉区の仙台三越
初売りに合わせて披露された太鼓の演奏に足を止める買い物客ら。外国人の姿も増え始めている=2日午前9時30分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 令和初となる仙台初売りが2日始まり、仙台市中心部は多くの買い物客でにぎわった。各店は人気の福袋のほか趣向を凝らした催しで客を出迎え、一年の商売繁盛を願った。県外客、外国人の姿も見られ、藩制時代から続く仙台商人の「おもてなし」が、国内外から人を引きつけている。

 仙台は平年より1.2度高い最高気温7.4度と穏やかな天候。中心商店街には開店前から各所に行列ができ、目当ての福袋に買い物客が殺到した。
 商品以外にも、各商店街が甘酒の振る舞いや書道パフォーマンスで伝統行事を盛り上げた。太鼓演奏を披露した七十七銀行和太鼓同好会の平山俊一さん(30)は「初売りは仙台の顔。街の活気に貢献できればうれしい」と汗を拭った。
 青葉区のイービーンズは東北出身者がメンバーの「いぎなり東北産」などアイドル8組の無料ライブを終日開催。このために初めて初売りに来た東京都の会社員男性(53)は「年明けからエネルギッシュなステージを見られて良かった。せっかく来たので日本酒も買って帰りたい」と話した。
 佐藤勝彦館長は「ライブを目がけて多くの人に足を運んでもらい、アピール効果があった。福袋という形にこだわらず、来年以降も続けたい」と強調した。
 東北6県の小売りや観光関係者でつくるジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)東北支部は、訪日外国人旅行者(インバウンド)向け冊子に初売りを紹介し、新たな観光イベントとして位置付ける。
 オーストラリアから家族4人で日本を旅行中の建築業エイドリアン・スチュワートさん(42)は「子ども用にお菓子の福袋を買った。いろんな物を詰めたバッグを売る方法はユニークだ」と笑顔を見せた。
 パルコ仙台店(青葉区)の久保田晋一店長は「国際便が増えたため、台湾やタイからの客が年々増えている」と手応えを語る。
 中心商店街の関係者でつくる「『仙台初売り』をよりよくする検討会」の山崎浩之委員長は「街全体が一体となった祭りのようなわくわく感が魅力だ。外国人や親子連れでも来やすいよう買い物環境を整えたい」と次世代を見据える。


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2020年01月03日金曜日


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