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2020年 宮城県内の選挙 

 2020年の県内の自治体選挙は、3市2町の首長と1市4町の議員が任期満了を迎える。今月26日投開票の名取市議選と色麻町議選を皮切りに、いずれも11月までに実施される。最終段階に入った東日本大震災からの復興事業や地域活性化などを巡り、論戦が交わされる。

◎現職の動向焦点 名取など3市/市長選  

◆名取 
 現時点で誰も立候補を表明していない。現職の山田司郎氏(56)は河北新報社の取材に「与えられた任期を全うしたい」と述べるにとどめ、態度を明らかにしていないが、再選出馬が確実視されている。
 山田氏は1期目の公約に掲げた学校給食費の段階的無償化について新年度から実施する方針を示すなど、独自色を徐々に打ち出している。東日本大震災で被災した閖上地区のまちびらきを終え、市は3月に「復興達成宣言」を出す予定。ポスト復興期を見据えた市政運営のかじ取り役を誰に託すかが焦点となる。

◆角田 
 現職の大友喜助氏(69)は4選立候補への意思を明確にしておらず、他に名乗りを上げる動きも現時点では見られない。市内は19年10月の台風19号による阿武隈川支流の氾濫で、住宅や農地などに大きな被害があった。現市政が取り組む復旧対応や防災策への評価が焦点となる。
 16年の前回選挙は、総事業費約12億円の「道の駅かくだ」建設の是非を巡って元市総務部長との一騎打ちとなり、計画推進の大友氏が約800票差でかわした。道の駅は19年4月に開業し、観光交流拠点としての展望も争点となりそうだ。

◆白石 
 現職の山田裕一氏(44)は再選への意思を表明していないものの、立候補は確実視されている。
 公約に掲げた屋内子ども遊び場は開館約1年で来場者10万人を突破。東北自動車道の市内区間へのスマートインターチェンジ整備も国の準備段階調査が始まり、事業化が見えてきた。
 一方、プール施設休館や幼稚園休園の方針を相次いで打ち出し、市民との対話を重ねることなく結論を伝える手法が反発を招いた。
 前回は新人同士の一騎打ち。対抗馬の擁立を目指す動きはあるが、まだ具体化には至っていない。

◎大河原、現職に対抗馬の動き/町長選

◆蔵王 

 4期目の現職村上英人氏(67)は「残された任期を精いっぱい務めたい」と述べるにとどめるが、複数の大規模事業を推し進め、5選出馬が有力視される。
 生徒数の減少に伴い、全3中学の統合校整備を推進。認定こども園と道の駅の設置へ向けて検討に乗りだした。蔵王連峰噴火に備えた監視強化や松川改修にも注力する。前回16年は無投票。現時点で表立った新人擁立の動きはない。

◆大河原 
 表立った動きは出ていない。3期目の現職斎清志氏(66)は態度を明らかにしていないが、4選を目指すことが確実視されている。正式な表明は対抗馬の動向を見定めつつ、タイミングを計っているとみられる。
 対立候補として、前回選挙で斎氏に返り咲きを果たされた前町長の町議伊勢敏氏(71)の擁立を模索する動きがある。伊勢氏が立候補すれば、斎氏とは4回連続の戦いとなる。

◎議員選
  
 市議選は名取だけで定数21に22人が立候補を予定。町議選は色麻、蔵王、大和、川崎で行われる。定数は、色麻は現行から3減の13、川崎は1減の13。現行のままの蔵王は15、大和は18。


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2020年01月05日日曜日


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