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400年の伝統絶やさぬ 丸森和紙初すき

丸森和紙の初すきをする宍戸さん

 約400年の歴史がある「丸森和紙」の初すきが5日、丸森町北沢の宍戸信成さん(80)の工房であった。神事の後、熟練の技術で伝統の和紙を次々と作り出した。
 宍戸さんは紙すき職人の道に入り約60年。原材料のコウゾを溶いた水から型枠を引き上げ、1枚ずつすく古来の製法を受け継ぐ。作業は2月末ごろまで続く見込み。
 昨年の台風19号で工房の裏の斜面が崩れたが、作業用具などに影響はなかった。宍戸さんは「丸森和紙は柔らかくて丈夫。一枚でも多く書などに使ってもらいたい」と話した。
 丸森和紙はかつて町内の農家で盛んに作られたが、近年はわずか数軒が手掛ける。書家らからの受注生産のほか、一般向けに町内の斎理屋敷で販売されている。


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2020年01月06日月曜日


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