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官公庁・企業で仕事始め 復興推進 飛躍を誓う

市幹部職員に訓示する郡市長=6日午前9時35分ごろ、仙台市役所

 令和最初の仕事始めとなった6日、仙台市内の官公庁や企業が東日本大震災の発生から10年目に入る今年の復興推進や飛躍を誓い合った。

■仙台市役所/都市の魅力向上 創造性とチャレンジ精神で

 仙台市役所では郡和子市長が幹部職員約320人に訓示した。「ポスト復興のまちづくりを進める上で大変重要な1年になる」と強調。「年央には新総合計画の内容が見えてくる。アンテナを高く立てて、総合計画審議会の議論を注視してほしい」と呼び掛けた。
 市都心部の再生を図る都心再構築プロジェクトや音楽ホール整備にも触れ「仙台の都市としての魅力、求心力を高めるための事業となる。創造性やチャレンジ精神なくしては乗り越えられない」と奮起を促した。
 東京五輪・パラリンピックに向けては「震災からの復興状況、世界各地からの支援への感謝を発信する絶好の機会。市民と盛り上げたい」と意欲を示した。

■宮城県庁/被災地の姿 世界に向け発信

 宮城県の村井嘉浩知事は県庁で職員約400人に訓示。東日本大震災の復興の指針となる県震災復興計画の最終年度となる2020年度を念頭に「復興の総仕上げと次のステージへの躍進に向け、全員でスタートダッシュしていこう」と呼び掛けた。
 20年に県内で行われる全国豊かな海づくり大会と東京五輪・パラリンピックにも触れ、「国内外の多くの支援があってこその復興だ。甚大な被害から立ち上がった被災地の姿と豊かな漁場、『食材王国みやぎ』を世界に向けて発信していく」と強調した。

■宮城県警/見守りを強化 警備態勢万全に

 宮城県警の松岡亮介本部長は県警本部で幹部職員約200人に訓示した。
 東日本大震災の発生から9年たち、2020年度が県震災復興計画の最終年度となることを踏まえ「地域コミュニティーや市民の意識の変化、警察への要望を的確に捉え、見守りを強化してほしい」と語った。
 宮城県利府町で東京五輪の男女サッカー競技が実施され、9月に石巻市で開催予定の第40回全国豊かな海づくり大会に天皇、皇后両陛下の出席が予定されており「大きな警備が立て続けにある。準備に万全を期してほしい」と述べた。

■東北電力/事業環境が転換点、新たな価値創造を

 東北電力の仕事始め式が仙台市青葉区の本店であり、原田宏哉社長が役員ら約600人を前に「事業環境は大きな転換点を迎えている」と強調した。4月に控える送配電部門の法的分離(分社化)などを踏まえ「ビジネスモデルの変革や新たな価値を創造することが求められる」と呼び掛けた。
 原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に事実上「合格」した女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)については「早期再稼働に向け、安全確保を大前提に全社を挙げて取り組みを進める」と述べた。


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2020年01月06日月曜日


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