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68年ぶり記録的不漁 青森・八戸港の水揚げが7万トン割れ

記録的な不漁からの回復を願った後、八戸市第3魚市場で行われた初競り=5日午前7時35分ごろ

 青森県の八戸市水産事務所は、2019年の八戸港の水揚げ高をまとめ、水揚げ量は6万6117トン、金額は147億5984万円だったと発表した。水揚げ量は前年の61%となり、68年ぶりに7万トンを割る記録的な不漁となった。金額も前年の81%に落ち込んだ。
 水揚げ量の7万トン割れは1951年(6万9871トン)以来で、ピークの88年(81万9423トン)の8%にとどまる。近年、主力のスルメイカの不漁が続いているのに加え、もう一つの主力、サバの本格的な漁期が例年より1カ月以上も遅れたことが影響した。
 スルメイカやアカイカなどイカの水揚げ量は14年に3万7364トンあったが、19年は1万5092トン(前年比2.1%減)まで減少。サバは1万7687トン(同53.6%減)で、前年の半分も取れなかった。
 最も数量が多かったのはイワシで2万6332トン(同42.7%減)。豊漁だった前年より少ないが、近年では量が多い方だという。
 水揚げ金額は67年(123億2528万円)以来の150億円割れ。魚種別ではイカが前年並みの83億9885万円、サバ23億3523万円(前年比47.6%減)、イワシ13億4145万円(同24.6%減)だった。
 八戸市第3魚市場で5日、初競りに合わせて初売り式が開かれ、小林真市長は「昨年を振り返ると非常に厳しかった。今年は水産業がさらに前に進み、大漁になることを願う」とあいさつ。市関係者や卸売業者、漁業者らが三本締めをして、漁の回復を期待した。


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2020年01月06日月曜日


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