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奉納の乾のり、塩釜神社で品評会 最高賞に宮城・矢本支所の三浦さん

手触りや香りなどを確かめながら行われた乾のりの審査
優賞、準優賞に選ばれた乾のり

 塩釜市の塩釜神社で7日、奉納された今季の宮城県産乾のりの品評会があった。県漁協11支所が出品した103点を審査し、最高賞の優賞(県知事賞)に矢本支所の三浦一郎さん、準優賞(塩釜市長賞)に同支所の津田大さんを選んだ。

◎台風の影響乗り越える

 県や沿岸市町村、のり卸問屋の関係者ら約20人が100枚ずつ束ねたのりの色つや、重さ、香り、手触りを確かめた。昨年1月下旬の仙台港での重油流出事故で昨季(2018年度漁期)は途中で養殖ノリの生産を中止した七ケ浜支所の職員らが様子を見守った。
 入賞作は70点。七ケ浜支所は2人が準優賞に次ぐ壱等賞(7人)に選ばれた。審査委員長の末永浩章県仙台地方振興事務所水産漁港部長は「昨年10月の台風で漁場環境は厳しかったが、漁業者の努力で素晴らしい乾のりが並んだ。甲乙付け難かった」と講評した。
 感謝祭と表彰式が11日に神社であり、出品作を午前9時〜午後3時に祭務所で展示する。優賞、準優賞は皇室に献上される。
 県によると、今季の県産ノリは昨年秋の台風や低気圧で(1)育苗中の網の流出(2)雨や川の水の流入による漁場の比重低下−などの影響があったが、持ち直した。乾のりは11月末から4回の入札で前年比7%減の5514万枚が出荷された。入札額は7%増の8億1178万円で、1枚の平均単価は14%増の14.72円。入札は5月初めまで続く予定。
 昨季は県内の1経営体当たりの出荷金額が東日本大震災前を上回るまでに回復した。全体の生産数は震災前の約44%、金額は70%。重油事故の影響で生産数は2億9800万枚(前季比6300万枚減)だったが、全国的な品薄で単価が高かった。


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2020年01月08日水曜日


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