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宮城県美術館の移転反対8割 有志団体アンケート

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案を巡り、美術家などによる「宮城県美術館に関心と期待を寄せる有志グループ」が7日、県美術館移転の是非を問うアンケート結果を発表した。移転に反対し現地存続を求める回答は83.9%、移転して新美術館を整備するのに賛成の回答は4.7%だった。
 「時間をかけて議論を」と、性急な結論を危惧する回答も8.8%あった。関心の有無は「大いにある」「ある程度ある」を合わせて98.7%だった。
 議論で「大切にしてほしいこと」は、複数回答で「現在の美術館の環境や建築の価値」が3151件、「美術館の役割や市民ニーズ」492件、「財政の効率的な運営」227件、「集客性」171件だった。
 自由記述では「県民に十分に説明し理解を得る必要がある」との指摘や「美術館の在り方や県民と芸術の関わりを議論し、文化環境を豊かにする契機になる」といった声もあった。
 アンケートは昨年12月9〜23日に実施。県議、仙台市議、学識経験者ら445人に配布、114人(25.6%)が回答した。インターネットでも回答を募り2127件が寄せられた。
 有志グループは県が募っているパブリックコメントに「専門家不在で検討を進めることは常識的に考え難い」との意見を提出した。事務局の泉区の美術家佐立るり子さんは「アンケート結果を今後の議論に役立ててほしい」と話した。


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2020年01月08日水曜日


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