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20年産米 晩期栽培倍増 高温期出穂避け品質確保 宮城県方針

 2019年産の1等米比率が過去10年で最低に下落したことを受け、宮城県は7日、仙台市青葉区の県自治会館であった県米づくり推進本部員会議で、20年産米から田植え時期を5月下旬に遅らせる晩期栽培の面積割合を平野部で19年産の2倍となる50%に引き上げる方針を示した。高温時の出穂、登熟(もみの実入り)を回避し、品質確保を狙う。
 19年産の1等米比率は昨年11月末現在で64.8%に低迷。県は、8月上旬に高温期と出穂期が重なって粒の白濁などの品質低下を招いたと分析し、20年産の栽培方針を検討してきた。
 09〜18年産の田植え時期は平均で5月11日ごろ、出穂期は8月3日ごろ。晩期栽培では田植えを5月20〜25日に遅らせ、出穂期を8月中旬にずらす。19年産の晩期栽培の面積割合は25%にとどまる。
 生育ペースを遅らせるため、直播栽培も拡大させる。19年産で2413ヘクタールと全体の3.7%だった直播の栽培面積を5%に増やす。つや姫など晩生種の作付面積割合も19年産の8.2%から15%に広げる。
 県農政部の高橋久則次長は「近年の気候変動に対して対策を講じ、良食味のコメを安定的に生産できる体制を整える」と話した。
 デビュー3年目となる20年産だて正夢の作付面積は、19年産の646ヘクタールから1000ヘクタール以上に拡大する方針が示された。19年産の10アール当たり収量はデビュー年の18年産比1%増の525キロで、県の目標(540キロ)には届かなかったとの報告もあった。


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2020年01月08日水曜日


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