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気仙沼、大船渡両線の沿線自治体 BRTをおおむね評価 東北運輸局、鉄道廃止で意見聴取

運輸局側(右)が沿線自治体などから意見聴取した

 JR東日本がバス高速輸送システム(BRT)で運行している気仙沼線柳津(宮城県登米市)−気仙沼間、大船渡線気仙沼−盛(岩手県大船渡市)間の鉄道事業廃止を届け出たことを受け、東北運輸局は9日、廃止後の住民の利便性確保について沿線自治体などに意見聴取した。
 自治体側はBRTの運行状況をおおむね評価。気仙沼市の担当者は地域内交通は評価した上で「仙台とのアクセスの点で、BRTは鉄道と比べ所要時間、輸送力が十分とは言い難い。交流人口拡大の面で不安がある」と語った。
 両区間は東日本大震災で被災し、2012〜13年にBRTの運行を開始した。JR東は昨年11月、BRTの施設整備が進んだとして今年11月13日での廃止を届け出。この日はJR東と岩手、宮城両県、気仙沼市、宮城県南三陸町が意見を述べた。
 JR東は廃止日を4月1日に繰り上げることを希望。鉄道時の運賃水準で1.5〜3倍の本数を運行し施設整備を進めてきたことを挙げ「高速バスとの接続、連携を通じて利便性向上に努める」と強調した。
 廃止繰り上げに対して自治体からの異論はなかった。国は聴取内容を踏まえ、29日までに繰り上げの可否をJR東に通知する。


2020年01月10日金曜日


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