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異常時安全に停車 路線バスに新システム 仙台市交通局、宮城県内初導入

乗客が押せる非常ブレーキボタン。押すと赤いランプが点滅し、バスが停止する

 仙台市交通局は、宮城県内では初めてとなるドライバー異常時対応システム(EDSS)搭載の路線バスを、15日ごろから順次導入する。運行スタートを目前に控えた10日、若林区の荒井車両基地で報道陣にEDSS搭載車両を公開した。
 システムは運転手が走行中に急病などで運転できなくなった場合に、乗客や運転手が非常ブレーキボタンを押すことで起動する。
 運転席と客席最前部の2カ所にあるボタンを押すと、車内に音声アナウンスが流れて乗客に異常を知らせ、車両が自動減速して停止する仕組みだ。
 報道公開ではEDSSを実際に起動してバスを停止させた。車内では「緊急停止、おつかまりください」との案内が日本語と英語で流れ、赤色ランプが点滅。クラクションとハザードランプを作動しながら自動停止した。時速30キロで走行し、ボタンを押した場所から30メートル未満で止まった。
 今野幸男整備課長は「システムにより乗客や運転手の安全性が向上する」と期待を寄せた。
 車両はいすゞ自動車「エルガ」で、市は本年度25台を購入。新年度以降も車両更新時にEDSS搭載車に切り替える。
 EDSSは運転手の意識喪失による事故が相次いだのを受け、全国各地で導入が進む。宮城交通(泉区)は一部の高速バスで既に導入しており、路線バスは2月末ごろから運行する。


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2020年01月11日土曜日


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