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福求め再会 笑顔の輪 いわき 双葉「ダルマ市」で町民交流

威勢のいい声が響き渡ったダルマ引き合戦
農協女性部が絵付けしたダルマをは倍したダルマ市=2020年1月11日、福島県いわき市勿来町

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の「ダルマ市」が11日、同県いわき市勿来町酒井の災害公営住宅の広場で始まった。福を求めて県内外の避難先から集まった町民らでにぎわった。12日まで。
 江戸時代から続く新春の伝統行事。農協女性部が絵付けした「双葉ダルマ」などの店が並んだ。「巨大ダルマ引き合戦」は約200人が南北に分かれ、高さ3.3メートル、重さ700キロのダルマを引き合った。3本勝負で南が勝ち「商売繁盛、家内安全」と判定された。
 ダルマ市は2012年からいわき市の仮設住宅で続けられ、災害公営住宅での開催は2回目。近隣の地元住民らも訪れて交流した。
 二本松市に避難した鈴木義明さん(67)は「知り合いに会えて良かった。伝統のダルマ市を元気なうちに町で見たい」と話した。
 町では3月4日、一部区域の避難指示が解除される。町は22年春の居住再開を目指す。主催する町民有志グループ「夢ふたば人」会長の会社員中谷祥久さん(39)は「先が少し見えてきたと感じる。ダルマ市が町に戻るまでは途切れさせずに続けたい」と語った。


2020年01月12日日曜日


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