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福島・浪江で成人式 己の飛躍誓い町の復興願う

誓いの言葉を述べる金山さん

 福島県浪江町の成人式が11日、町地域スポーツセンターであった。東京電力福島第1原発事故に伴う避難先や進学先などから新成人約60人が集い、今後の飛躍を誓うとともに町の復興を願った。
 式では東日本大震災当時、町内に六つあった小学校の校歌が演奏され、吉田数博町長は式辞で「皆さんは慣れない避難先で困難に立ち向かってきた。町の復興は道半ばだが『どこにいても浪江町民』との誇りを胸に、いつか満開の桜を咲かせてほしい」と激励した。
 新成人代表で東大教養学部2年の金山裕生さんが「町は私たちのよりどころの一つ。駅伝大会に町代表として出場し、町の人とのつながりができた。いつかは町に帰って暮らしたい」と述べた。
 官僚か国際法研究者の道に進みたいという金山さん。経済産業省入りも希望進路の一つで「第1原発の廃炉やエネルギー問題の解決に役立ちたい」と話した。
 町は2017年春、原発事故による避難指示が一部で解除された。昨年12月末現在、町に居住するのは1189人。震災前は2万1400人が暮らしていた。町によると新成人対象者は188人で、全員が町外で生活している。


2020年01月12日日曜日


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